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音楽劇『パブロとドラゴン』無事終演ーぬ

2019/1/28

 

さてさて、前回のブログからだいぶ日が経ってしまいました。

もう毎日投稿はやめようと思います。

まあそれはまた今度お話しします。

 

さて!無事終演いたしました!音楽劇『パブロとドラゴン』!!

 

パブロ

 

この真四角の赤いフライヤーを何度見て、何度添付したことでしょう。

数えきれないね!!うんうん!!

 

いやあ、終わりました。終わっちゃいました。

本当に喪失感。

ずっとずっとパブロのことばっかり考えて、ずっとずっとパブロのことばっかりしてきたから、心にぽっかり穴が開いてしまった気持ちです。

 

初めての演出。初めての制作。

いわゆる『裏方』という立場になるのは初めてでした。

初めてなのに、舞台の要背負いすぎじゃない?私。

 

まあそれが本当に失敗で。

演出も、制作も!と背負いすぎて、結局人に迷惑かけまくったり。人を巻き込んだり。

それでも懲りずに、私を支えてくださった方々には本当に頭が上がりません。

ありがとうございました。そして、本当にごめんなさい。

 

人に甘える。人を頼る。それも大切な仕事の一つなんだなと学びました。

全部自分一人でやるのは簡単やけど、結局全部自分一人ではできないからね。

全部一人でやる人は、仕事ができる人じゃない。誰かと一緒にやれる人が、本当に仕事ができる人なんだなと感じました。

もし、誰かが一人で何かを背負おうとしている時、私も助けてくださったみなさんみたいに、誰かを支えられる人になりたいな。

 

厳しい言葉をかけてくれた人。

アドバイスをくれた人。

行き詰まった時、一緒にご飯食べに行ってくれた人。

私のワガママ聞いてくれた人。

何も言わず見守ってくれた人。

 

湖北の演劇界には、そんな素敵な人たちが沢山います。

本当に恵まれた環境だなと思います。

私もそんな人になりたい。なりたい!

 

とっても大好きで、とっても尊敬する人たちに囲まれて、支えられて作ることができた舞台。

あっという間に終わってしまいました。

 

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長いな、オイ。まあいいや!つらつら書いてこ〜〜!

 

まずは、初めての『制作』

制作ってイマイチ何をするのかわかんない!でもとりあえず、学びの機会だからと思い、受けた制作役。

まあ大変。

チケットやフライヤーの製作、宣伝やフライヤー配布。チケットの管理に、当日スタッフのお願い。

今まで何から何まで制作さんがしてくださっていたのだなと感じました。

頭も使うし気も使う。時間も使うし労力も使う。本当に大変なお仕事です。

でも、舞台を作るには絶対必要不可欠なお仕事。

、、私には向いてなかった。(コソッ)

 

でも、やったことに意味があった時。本当に嬉しかったです。

作ったパンフレット喜んでもらえたり、小学校配布で知って観に来てくれた人がいたり、チケットが目標枚数売れたり、新聞にいっぱい掲載されたり。

何より、目標の動員200人を超えた303人の方にご来場いただけたのが1番嬉しかったです。

座組のみんなが一生懸命告知してくれたり、制作グループの皆さんが沢山フライヤー配布してくださったおかげです。

そしてそれを見て、雪が降る中観にきてくださったお客さん達のおかげです。

本当にありがとうございました。

 

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そして、初めての『演出』

一度やってみれば?と言われて、いつかやってみたいなあと軽々しく思っていたので、やらせてくださいと言った6月の私。

あの頃の私を何度憎んだことか。

めちゃめちゃ大変だった。めちゃめちゃ疲れた。でも、めちゃめちゃ学んだ。

 

まず、演出がどんな仕事なのかもあまりわかっていなかった私。

今までの舞台経験をもとになんとなーくしていたら、ある日叱られました。

「稽古場は楽しいものであるべき。立ち位置や脚本イメージなどは家でしてくること。」

「頭にあるならまずは書き出すこと。書き出すと整理できるし、ちゃんと残る。」

それを聞いて、初めて立ち位置シートを作ったり、ミニチュアの舞台にフィギュアを並べて舞台イメージを膨らませたり、色んな方法で舞台を構成するようになりました。

役者さんの背丈や、舞台の奥行きを上手く使うことも演出の仕事。

試行錯誤しながら、どのようにしたらみんなを活かせるのかこの話を活かせるのか考えるようになりました。

 

ところがどっこい、それだけじゃダメでした。

今までの舞台経験上、稽古場は楽しい雰囲気にしたかった。和気あいあいとみんなで楽しく稽古したかった。

だから、目に見えていても見えないフリをしたり、自分から言おうとしなかった。

わかってるのに、言わなかった。

自分の意見を通さず、人にばかり聞いてた。

いいね!いいね!ばかり言って、向き合おうとしなかった。

 

ある日、「もえりは、自分が描いているものが作れてるの?」と聞かれました。

私は作っているつもりだったんです。

本当につもりだった。でも、あくまでもつもりだったんです。

 

本番の2週間前の初めての通し。

今までみんなと一緒に楽しく一生懸命作ってきた舞台。さぞ面白くなっているだろうとワクワクしていたけど、全然面白くなかった。

今まで見た目ばかり気にして演出つけていたから、中身がなにもない舞台になっていました。

全部わかったつもりでいたから、薄っぺらい舞台になっていました。

 

本当に悔しかったし、本当に役者の皆さんに申し訳なくなりました。このまま消えてしまいたいと思いました。

自分が今まで正しいと思っていたことが間違っていた悔しさと恥ずかしさ、そしてみんなは悪くないのに『面白くない』と言わざるを得ない状況。

本当に辛かった。悔しくて泣きそうになったけど、泣くのはもっと悔しいから我慢しました。

 

今までいいね!ばかり言っていた役者さん達に初めて『全然面白くないです』と言った時。私の中で何かが壊れた気がしました。

でも、それと同時に絶対に面白い舞台にするぞって気持ちになりました。

このまま負けてたまるか。絶対いい舞台にする。いい発表会じゃない、いい舞台を作る。そう決めた瞬間でした。

 

そこから改めて台本を読み、今まで見逃していた大切な描写に気付いたり、どんなことを伝えたいのか考えたり。

もっと早くに気付けばよかったものの、2週間前に気付いてしまったのです。

役者さん達はさぞ混乱し、さぞ演出に苛立ちを覚えたことでしょう。

私が役者だったらめっちゃキレてます。

でも、みんなは違った。一生懸命付いてきてくれたり、一緒に考えてくれた。

ちゃんと向き合って、私を信じてくれた。

こんなコロコロ変わる演出に最後まで話を聞いてくれたんです。

しかも、みんなしっかり考えて実践してくださる役者さんばかり。

もともとポテンシャルの高い役者さんばかりなので、どんどんどんどん面白い舞台になっていくのが楽しくて仕方ありませんでした。

最後の2週間はずっとワクワクしてたなあ。

 

役者の皆さんには、本当に感謝と懺悔の気持ちでいっぱいです。

みんな本当にごめんね。本当にありがとう。

 

さぞみんなから嫌われているだろうと思っていたら、突然のバースデーサプライズ。

 

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本当に嬉しくて涙が溢れた。

なんてあたたかくて優しい人たちなんだろう。本当に幸せでした。

 

いろんな人の支えと、役者さん達のおかげで、本当にいい舞台ができたと思います。

私の目標だった、いい発表会じゃなくていい舞台を作る。誰がなんと言おうと私は、達成できたと思います。

 

最高の仲間と最高の舞台ができた!!

本当に幸せ!本当にうれしい!

それを多くの人が見てくれた!!

本当に幸せ!本当にうれしい!!

 

たくさんの学びを得て、たくさん泣いて傷付いて、私はまた一つ成長したと胸を張って言えます。

そして、そんな時に支えてくれる大切な人が周りにいること。

自分のことのように親身になってくれる人がいること。

私が一生懸命告知する姿を見て、観に来てくださる人がたくさんいること。

こんな人たちが私の周りにいてくださることを心の底から感謝して、一生大切にしようと思いました。

 

本当にいつもありがとうございます。

これからも末永くよろしくお願いいたします。

 

次は役者として舞台に立ちたいなあ(^¬^)

 

長文・乱文失礼しました。

私がパブロとドラゴンを通して感じたことをつらつらと述べました。

また何か行き詰まった時、このブログを読むようにします。

 

んじゃ、バイバイーぬ\('Д')/ンバッ!

 

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みんなありがとう。だいすきです!